伊豆大島の旅
2019年1月22日〜1月24日
私が初めて伊豆大島を訪れたのは1986年の4月だったかなと思います。
竹芝桟橋から金曜日の臨時便を利用しました。その年の三原山の噴火は
他人事に思えませんでした。
船に乗るのも初めての事。東京湾内は何でもなかったのが、湾外付近辺り
から時化で大きな揺れで船酔いしました。帰りの船は船酔いは有りませんでした。
船は元町港に着岸、直後発のバスには気分が悪く乗れませんでした。
三原山行きより早い、波浮の港行きのバスに乗り、千波断層で途中下車、
次のバスが来るまで歩き、再びバスに乗り波浮の港へ。その次のバスで、
三原山へバスで登り、火口展望台まで往復で次のバスで下山しました。
大島公園へは、船の時間に間に合わなく行けませんでした。
波浮の港では、波浮の港の歌碑は見ましたが、アンコ椿は恋の花の歌碑は
見ませんでした。噴火後の三原山見物と合わせて、訪ねる事にしました。
夜行便で行って次ぐ日に帰るか、1泊するか。今回は1泊を考えました。
ゲストハウスを除けば素泊まり5000円以上、バスの運賃も以前より
高くなっている感じ。しかし、フリー乗車券の発売が。1日用は2000円。
2日用は3000円。予定が決まらないまま見切り発車。
1月21日、月曜日に出掛けようと思ったら、夜行便は運休日。大島断念の
気持ちも次ぐ朝、路線バスの時間を見て出掛ける事に、坂氷バス停から
西武線の横瀬駅まで歩き、横瀬駅から普通で飯能へ、飯能から快速急行
元町・中華街行きに乗り、練馬から準急の池袋行きに、池袋からは山手線
浜松町まで260円、一駅手前の新橋までは210円。新橋から歩く事に。
立ち食いの、うどん店で350円のカレーライスで昼食。そして、竹芝旅客
ターミナルへ歩き、乗船券を購入しました。出航は22時。時間潰しに、
レインボウブルリッジ、を歩きお台場公園へ行き写真を撮りながらの散策し
↑東京タワー スカイツリー↑
竹芝旅客ターミナルへ歩いて戻りましたが、出航20分前の21時40分までも
未だ3時間以上待ち。待合室とデッキを行ったり来たり、パン、おにぎり
菓子を調達、ターミナル近くのすき家で牛丼を食べて待ちました。
21時40分乗船、定刻に出航。乗船してからデッキで夜景撮影。寒いので
船内へ、出航してから数分後再びデッキへ、出ると、既にレインボウブリッジ
を通過していました。工業地帯の灯りをしばらく眺め船室へ戻りました。
席番号は二等和室878番、進行方向右側。一番下の階の後ろ側。
多くが空席、予約無しでも大丈夫と思いました。一つ上の階には二等和室と、
二等の座席が有ります。船は大島を出ると利島→新島→式根島→神津島
へと往き折り返し東京行きに。大島は14時30分出航、20分前位に到着します。
船は大島、午前6時到着予定が、午前4時ごろにはエンジン停止。デッキに
出て見ると進行方向左側に大島が見えました。以前訪れた時は、午前6時
到着予定が、午前5時前後に下船した記憶があります。早く着くかと思いましたが、
暫く停泊、その揺れで船酔いしそうな感じ。横になると船酔いは避けられました。
午前5時半近くエンジンが作動、静かに動き始めました。着岸は定刻通りでした。
元町港着なら、三原山山頂まで歩く予定も、岡田港到着。大島公園まで歩こうと
思いましたが、船の到着に合わせた、三原山温泉行の路線バスがあり乗りました。
バスの1日乗車券を買うか、次ぐ日に買うか、2日乗車券を買うか迷いましたが、
1日乗車券(2000円)を購入。三原山温泉(650円)で下車。温泉には寄らず、
約3.5kmの山頂口へと歩きました。
途中には新火口展望台、割れ目噴火跡が
有ります。途中には寒い中に馬が、新火口展望台では朝陽が昇っていません
でしたが、歩いている内に木の隙間から日の出が見受けられましたが、残念ながら
朝陽は拝めませんでした。更に歩くと割れ目噴火跡?。稲穂を掻き分けて行きましたが
良く分かりませんでした。少し歩くと、分岐路。割れ目噴火跡の案内標識。
少し歩くと下り坂、カーブを曲がっても下り坂、元町港に降りてしまうのではと思い、
途中で戻りました。約3.5km寄り道プラスα、約1時間半かけて山頂入り口に到着。
以前着た時の記憶と大きな変わりは無いと感じました。これだけ広いカルデラ。
それを越えての割れ目噴火。彼方此方に噴煙、噴気、万が一が無い事を祈りつつ
歩きました。昇り始めた太陽も、山頂近くは日の出前。ダイヤモンド三原?は、
ダイヤモンドには見えませんね。山頂近くは長い急坂も以前は1000以上の段に
なっていた記憶、今回は舗装をされている物の、九十九折れの急坂、以前より
可なりきつい感じました。
急坂を登り切り御鉢へ。三原神社の位置は記憶薄ですが、
昇る途中にあった記憶。そして山頂付近の売店も記憶薄です。火口見晴台で折り返せば
午前9時20分のバスには間に合いそう。次のバスは午前11時20分。宿の予約は無し。
御鉢の1周約2.5km約35分の案内表示、巡る事にしました。
波浮港近くの筆島が見える
かと思いましたか、見えませんでした。御鉢は急傾斜、可なりの運動量も感じました。
大きな河口も底までは良く見えませんでした。彼方此方の噴気噴煙は、噴火を抑える
ものと思いますが噴火の周期内入っている三原山、今にも噴火するのではと思い
怖さも感じました。
きつい急坂も下りはスムーズ、午前10時20分くらいには、山頂口まで
戻りました。バスの時間まで約1時間。割れ目噴火跡まで往復出来るか疑問、乗り損なう
事を考えるとバスの1日乗車券を買わない方が良かった感じ。でも決行。戻りは上り坂、
30分から40分残した時点で戻る事に。割れ目噴火の跡地は良く分かりませんでした。
下ると元町港まで降りられると思いましたが行き止まり、バスに間に合わない可能性、
新火口見晴台から何とかバスに間に合いました。岡田港に11時45分到着、大島公園
方面へは12時31分。元町港方面へは11時53分、元町港方面行きに乗りました。
元町港着は12時14分、波浮の港方面へはタイミングが良く12時20分発。乗りました。
バームクーヘン模様の地層断面は、下車せずバスの車窓越しに見物、波浮の港を
下車しないで終点の大島陸上競技場まで乗り、約1km歩き筆島見物。意外に小さい。
島と言うより岩のような感じ。戻りは、波浮の港見晴台へ歩きました。
↑波浮の港見晴台にはアンコ椿は恋の花の歌碑があります。
波浮の港は漁港で連絡船の着く港ではないようでした。
↑港には野口雨情作詞の波浮の港の歌碑があります。
野口雨情は波浮の港には訪れておらず茨城県の平潟港をイメージしたと聞きます。
約2.5km歩き波浮の港まで歩き、14時38分のバスに乗りました。
船が元町港発なら熱海行きのジェット船に間に合うのが、乗り継いで岡田港着は
15時41分着。15時45分発なら間にギリギリ合う所、この日は15時30分発、
間に合いません。バスを下車せず大島公園まで乗りました。海のふるさと村の宿泊
を考えていましたが、公衆電話はテレフォンカードが使えず、連絡が取れず断念。
椿を見物しながら戻るほうに歩き、途中からバスに乗り元町港まで行きました。
17時20分着、辺りは薄暗く冷たい海風が、そんな中で早速宿探し。以前は、
宿の案内所が有ったと思いましたが、見当たりません。予定に入れていたカプセル
ホテルは1月27日まで休業中。町役場は未だ開いているようなので訪ねて見ました。
宿の紹介は出来ないと言いながらも、宿代の高くない所を教えて頂きました。
途中、まだ営業しているストアで食べる物を買い宿へ向かいました。1件はゲストハウス。
利用出来れば安く済む所、残念ながら休業中でした。もう一軒、フレンドハウス、
素泊まり、税込み5300円でした。この日2000円のバス1日乗車券で4170円分
を利用しました。
次ぐ日は、午前7時半過ぎ宿を出て岡田港へ向かい歩きました。
約6kmの道のりを大島空港、野田浜、大島灯台を周り約10km位は歩いたかと
思います。それでも、お昼頃には岡田港に着いてしまいました。船は東京行き、
14時30分、この日も岡田港。三原山温泉へ行っても僅か30分以内の入浴、
バス代含めて2000円は勿体ない。船が元町港発なら入浴で時間潰しが出来る
のですが。14時30分の乗船券を確保し、坂を登り、港の見える丘まで歩きました。
港脇石段の上には龍王神社、将棋の関係と思いましたが災害除けの神社です。
この日歩いた距離は12〜3km位になったかなと。
14時を回り、さるびあ丸が見えました。待合室から乗り場へ移動。船は定刻の着岸、
出航は荷物作業の関係か5分遅れ。カメラに伊豆大島の全景が入るまで寒い中
デッキの後方で写真を撮り船室へ。席番号は900番丁度。後方進行方向左側、
全日、大島へ向かう時より空いていました。約1時間半ほどウトウト、既に東京湾に
入っていました。
進行方向右側には東京観音、左側には観音崎、そして、横須賀
横浜と。そして夕日が沈む頃に横浜も見えてきました。寒い海風と冷たい波しぶき、
写真を撮ると直ぐに船内に逃げ込む感じ。以前の船より早いなと言う感じがしました。
竹芝桟橋着岸予定時刻は19時ですが、約10分ほど早くなりました。費用節約の為
東京には泊まらず帰る事に。運賃節約より時間節約、浜松町駅から山手線に乗り
池袋下車、食事を撮らず西武線へ。飯能で西武秩父方面へ接続する急行飯能行き
が間もなく発車の時間、ラッシュの時間帯の混み具合も我慢、乗り継いで横瀬駅には
21時38分到着、横瀬駅からは約4kmを歩いて22時30分過ぎに帰宅しました。
22日は、約12.5k
23日は、約15km
24日は、約15kmを歩きました。
船は東京(竹芝桟橋)〜伊豆大島 二等和室4680円(割引無し)X2=9360円
宿代5300円(税込み)
大島バス1日乗車券2000円
トータル16660円
伊豆大島へは22時発の夜便で出発、伊豆大島到着直後のバスで三原山温泉に行き、
そこから歩き、余った時間で三原山温泉を利用、14時30分の船で東京へが、安く、
ゆっくり楽しめるかなと思いました。
三原山温泉の日帰り入浴は700円ですが、公式サイトには500円で入れる、
割引券がプリントアウト出来るようです。
ベストは矢張り、夜便の船で行って、伊豆大島への1泊かと思います。
バスのフリーきっぷ2日乗車券3000円は勿体ない感じがします。
1日乗車券は、始発から終バスまで使える1日目に、天気にもよりますが、
波浮港、大島公園プラスαで、2日目を三原山を船の時間に合わせて下山が
ベストかとおもいます。三原山温泉は私には敷居が高いですが、予算を気にしなければ
三原山温泉宿泊が便利かなと思います。私は、元町に宿泊、早朝徒歩で三原山に
登り下山は三原山温泉からバスに乗れば、2日目のバス代は650円。
1日乗車券2000円プラス650円で、2日乗車券3000円より有利です。
(上記の料金は2019年1月24日現在のものです。)
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